不動産業界においては、人口減少による市場規模の縮小、デフレから未だに脱却できないマクロ経済状況、所得の伸び悩みを背景とした住み替え意欲の低迷、異業種や隣接業界からの参入による競争激化、深刻化する技術者・資格者の人材不足とこれに伴う人件費の高騰、不動産流通業界におけるプラットフォーム化の進行、などなど難しい問題が山積しています。
一方、このような不動産業界ですが、大手グループ内での合併・子会社化の動きと寡占の進行がみられるものの、多くの中小規模で地域密着型の不動産仲介会社、住宅建設の工務店、また空調・衛生・電機工事会社などが、業界の成長を支えてきたのも事実です。これらの会社においては、経営者の高齢化が進み、後継者のいない経営者も多いことから、ここ数年M&Aによる第三者への事業承継が活発化してきており、当社への相談・問合わせも急激に増えています。
今回は、このような業界再編の波が進む不動産業界において、企業価値評価がどのような状況になっているか、当社が日頃考察しているデータ・情報にもとづいて、概略的な分析をしていきます。
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